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堀を語る会 vol.12 (2019年11月1日)


テーマ:近くて遠い互いを知る ~学生編~


堀を語る会独自の

「行きあたりばったり式フリー討論」、その一つの完成形が見えた回になりました。




同じ秋田市で暮らす市民、同じ世代の学生同士でも接点がない、互いを知らない。

じゃあ互いの興味関心をもっと知ってみようじゃないかと開催したのが、vol.12でした。


秋田高専のほか、県立大の秋田キャンパスの学生さんに、初めてご参加いただき 最近の研究やサークル活動、個人的興味まで 自由に、ざっくばらんに報告発表していただきました。


 報告項目は

  • 秋田市中心部における街の変化を記憶や思い出からたどる研究の進捗

  • 多文化共生の鍵として朝市を生かす空間デザインの検討事例

  • 都市部の住宅団地で生じているコミュニティーの分断と、その改善に向けた提案

  • 藤里町の羊の毛を生かした羊毛フェルト制作「つむぎサークル」の活動紹介

  • 古本と喫茶の街、東京の神田神保町へ旅立つ直前の決意表明

  • 生を語り継ぎ、死と向かい合う空間づくりの提案

  • 環境要因などで変わり得る、個の価値観、判断基準についての話題提供

......です。

特に最後の二つは一見して「精神的な話?」と思ってしまいそうなテーマ設定ですが、

いずれも建築や空間デザインと関係したものでした。

どの話もすごく深みがあって、盛り上がりました。

発表者ごとに全く違う方向へと転換されるテーマを追いかけながら、やや薄暗くした部屋でプロジェクターの光を眺めて語るうちに 不意に参加者から身の上話や思い出のエピソードも登場。

主催者も参加した一人ながら、群像劇でも見ていたような気分になりました。


30代以上の参加者や主催者からは 「ああいう話、座敷に転がって酒でも飲みながら朝までやりたかったね」と声が上がり、名残惜しみ、居酒屋に場所を移して余韻に浸りました。

学生の皆さんのおかげで、充実した会になりました。

また、誰もが自由度高く話せるような機会をつくりたいなと思います。

みなさん、ありがとうございました。



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